しかし、地震計は等密度で設置されているわけではなく、役場所在地などの都合で設置されるのもが多いようで、観測地点に粗密があります。
また、地盤のズレが生ずる地震では、ズレを挟んで両地域の揺れに大きな差が生ずることが考えられます。南阿蘇村北部及び西原村あたりでは、16日のM7.3の地震では、震度7であった地域もあったのではないかと考えられます。
また、「震源」についても、気象庁は「点」として発表していますが、震源が線または面の広がりがあることがあります。地震計の設置の粗密が、震源地の特定に誤差を生じさせるかもしれません。「本震」とされた16日のM7.3の地震は、発表の震源点よりも、東方へ震源域の広がりがあった可能性があると考えられます。
粗い震度や震源の情報は、地震活動の分析を不正確にするだけでなく、国民の関心や地域住民の避難の決断をも、ミス・リードしてしまう恐れがあります。今後の募金やボランティア等でも、震度「7」の益城町に集中して、周辺の西原村・南阿蘇村・大津町・御船町・菊陽町・阿蘇市等が薄くなることを懸念します。