2007年3月9日金曜日

初期対応の心得 第8回 臨機応変の危機管理3

 先回は、臨機応変な対応は、ぶれない価値観を持ってどのような行動をするのかを決めるによって実現できることを書きました。

 したがって、まず、会社が護る(守る)べきものごとの優先順位(コーポレートプライオリティ)をあらかじめ決定しておくことが第一歩となることが分かるでしょう。

 たとえば、鉄道事業であれば、人の命を1番とするか、列車が遅れないという運行の正確性をとるのか、列車頻度やスピードアップという利便性をとるのか、明確に決めておかなければ的確な初期対応態勢が構築できないということです。

 ちなみに、鉄道会社であればどの会社も「安全綱領」などに、輸送の安全を第一優先順であることが文書で明記されています。

 それなのに、なぜ、JR西日本福知山線の尼崎脱線事故が起きてしまったのでしょうか。これについては、様々な傾聴に値する見解が出されていますが、いずれ、初期対応態勢の観点からも見ていきたいと思っています。

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