2014年11月9日日曜日

原油安がインフレ目標2%の足かせ?:リスクマネジメント

 日銀黒田総裁の金融緩和サプライズ発表から約1週間が経ちました。この金融緩和策の背景として、原油価格の下落を指摘している新聞報道がありました。

 日銀が示していたインフレ目標の2%に対して、原油安が物価を押し下げて、2%の目標値に達しないことを懸念して追加金融緩和に踏み切ったという見方です。

 インフレは原因によって幾つかに分類されます。経済成長で目指すべきは、消費意欲が高まった時に生じる「デマンド・プル・インフレーション」で、企業の利益を膨らませます。これに対して、原油や食料などの輸入価格の上昇によって生ずる「コスト・プッシュ・インフレーション」は、消費意欲を減退させるとともに企業の利益も圧迫し、経済を減退させます。

 目標数値が一人歩きし、暴走することは危険です。なんのための目標設定だったのかをあらためてよく理解する必要があります。



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